来迎寺は、1293年(正応6年)の鎌倉大地震で亡くなった村人の菩提を弔うために建てられたという時宗の寺です。
来迎寺のある西御門は、大倉幕府の西門の前面にあたることから付けられた地名。
西御門には、鎌倉尼五山第一位の太平寺、臨済宗の高僧・義堂周信の開山といわれる報恩寺と保寿院など7つの寺院が建ち並んでいたといいます。
来迎寺の「如意輪観音」は、鎌倉地方独特の「土紋装飾」という技法を施した像。
源頼朝の持仏堂(法華堂)にあったものと伝えられています。
「地蔵菩薩像」は、宅間浄宏作と伝えられ、県の文化財。
廃寺となった報恩寺の本尊でした。
来迎寺の下には西御門の鎮守・八雲神社。
市文化財の庚申塔