鈴木大拙は、欧米に禅を広め、東慶寺境内に松ヶ岡文庫を設立して研究活動を続けた仏教学者。
1905年(明治38年)、円覚寺の釈宗演に参禅しているときに、禅の研究をしていたアメリカ人のビアトリス・レンと出会い、1911年(明治44年)に結婚しました。
ビアトリスは捨て犬や捨て猫を拾っては保護し、1929年(昭和4年)には、鎌倉に動物愛護の「慈悲園」を開いたといいます。
また、菜食主義者であったともいいます。
そんなビアトリスは、1939年(昭和14年)、東京築地の聖路加病院で亡くなりました(61歳)。
大拙は病床の妻の看護に尽くしたといいます。
それから27年後の1966年(昭和41年)、大拙も聖路加病院で亡くなりました(96歳)。
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