工期は2016年(平成28年)3月頃まで。
工事が終わるまで囲いに覆われて通行ができなくなります。
段葛(だんかずら)は、若宮大路の真ん中に一段高く造られた道。
若宮大路は、1182(寿永元年)、源頼朝が妻北条政子の安産祈願のために造営させた道ですが、そのとき段葛も一緒に造営されたものと考えられています。
造営当初は一の鳥居まで続いていたといいますが、現在は二の鳥居から三の鳥居までの約500m。
かつての段葛は何も植えられていない道だったそうです。
明治に入って松や梅が植えられ、桜が植えられたのは1918年(大正7年)頃のことだったといいます。
その後ツツジが植えられ、今日のような姿になったとのだそうです。
ツツジの後にはサツキの道。
秋にはヒガンバナの道。
冬には雪の道。
~立枯れが目立ってきた桜~
枯れた枝が目立つ桜の木
(今年4月)
段葛には約250本の桜が植えられているそうですが、近年立枯れしているものが目立っていました。
再整備では、立枯れした木の植え替えを行い、180本程度に減らすそうです。
そして、ツツジは桜の育成を阻害するため撤去され、東日本大震災の被災地などに移植する予定なのだそうです。
サツキもなのでしょうね。
このきれいな景色はもう見ることはできないようです。
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遠近法が使われた古道
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楼門前から見た若宮大路
十王岩から見える若宮大路
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