海から引き上げられた岩が御神体です。海神を鎮めるために石神として祀られました。
(石上さま)
その昔、
沖に大きな岩石がありました。
満潮となると海中に姿を没してしまうので、
多くの船がこの岩に衝突し難破しました。
ある日、
沖の岩石に光が放たれます。
そして、難破する船も増えました。
漁民は「海神の怒りだ」として恐れたといいます。
海神の怒りを解こうと考えた漁民は、
岩石を割って引き上げることにしました。
漁民総出で引き上げられた岩は、
氏神である御霊神社に安置されたと伝えられています。
~海の日の例祭~
神輿が坂ノ下海岸に到着すると神事が執り行われ、三隻の漁船に神輿、囃子太鼓などが分乗して沖合まで渡御します。
若者たちがその後を立ち泳ぎで続き、赤飯を海神に供えることから「御供流し」と呼ばれています。
昔は、石上神社の例祭の日が「海開きの日」とされてきたようです。
石上神社の神輿は大小2基。かつては大きい方の神輿が沖まで運ばれていましたが、現在は小さい神輿が海上渡御を行います。
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