小田原北条氏の祖
早雲は、1487年(長享元年)、駿河国の
興国寺城を与えられ、1491年(延徳3年)には
堀越公方足利政知の子茶々丸を攻撃し、伊豆国を奪い取ります(伊豆討入り)。
伊豆国の
韮山城を居城とした
早雲は、1495年(明応4年)には
小田原城を奪い、相模国に進出。
以後、北条氏は小田原を拠点として100年にわたる栄華を極めました。
小田原城は、1590年(天正18年)、豊臣秀吉に攻められ開城。
説得にあたったのは黒田官兵衛。
城主氏直は官兵衛に「吾妻鏡」、「日光一文字(太刀)」、「北条白貝(ほら貝)」、「平家琵琶」を贈ったといいます。
小田原城の西の笠懸山には、秀吉が北条氏攻略のために築いた
石垣山城址(豊臣秀吉の一夜城)があります。