別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2013年9月4日水曜日

2013龍口寺の龍の口法難会(ぼたもち供養)

1271年(文永8年)9月12日、幕府に捕らえられた日蓮は、龍ノ口の刑場へ引き連れられ、斬罪に処せられそうになりました(龍ノ口法難)。

龍口寺は、龍ノ口法難の旧跡に建てられた寺です。



龍口寺龍口法難会は9月11日から。


12日の深夜(13日午前0時)、「ぼたもち供養音楽大法要」が行われ、「難除けぼたもち」がまかれます。


日蓮が龍ノ口に護送されていく途中、一人の老婆が現れ、日蓮に「にぎり飯」を差し出します。

ところが、日蓮は疲れと空腹で手がふるえ「にぎり飯」を落としてしまいます。

「にぎり飯」は砂にまみれ、ごまをまぶしたようになってしまいました。

しかし、日蓮はそれを「ごまぼたもちじゃ」といって喜んで食べたといいます。

その後、日蓮は奇跡的に斬罪を免れ、佐渡流罪となりました。


龍口寺の「ぼたもち供養」は、このような故事から行われているものです。






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