別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2010年12月13日月曜日

鎌倉郡沼浜郷(逗子市沼間)の史跡巡り

逗子市の沼間という所は、平安時代の辞書『倭名類聚抄』にみえる「沼浜郷」という所です。「沼浜」が転訛して「沼間」となったといわれています。

平安時代、沼浜には源頼朝の父義朝の邸宅がありました。現在の法勝寺がある辺りだったといわれています。




JR横須賀線「東逗子駅」から、県道逗子横須賀線(24号線)を横須賀方面に歩いて五霊神社へと向かいます。

途中の沼間交番前交差点にはフェンスに囲まれた庚申塚があります。


五霊神社

五霊神社の創建年等の詳しいことはわかりませんが、源義朝が邸宅の鎮守として勧請した神社であるといわれています。


義朝の邸宅は、次に紹介する法勝寺辺りにあったといわれています。




五霊神社境内のイチョウの古木は、かなり遠くからもわかる大きな木です。

周辺の樹木とともに神奈川県の天然記念物に指定されています。


日蓮宗法勝寺の入口
法勝寺は、五霊神社前のJR横須賀線の踏切を渡ってすぐです。

法勝寺

この寺の辺りに源義朝の沼浜の邸宅(沼浜亭)があったといいます。

源頼朝の死後、北条政子は「鎌倉亀ヶ谷の義朝邸跡」に壽福寺を建立します。

そして、「沼浜の義朝邸」を亀ヶ谷に移し、壽福寺に与えたということです。


光照寺
源義朝の長男義平の菩提寺といわれている真言宗の寺です。






海宝院

海宝院の銅鐘は、北条早雲が三浦道寸の新井城を攻める際に、陣鐘として使ったと伝えられる銅鐘です。







神武寺


神武寺は、行基が開いたと伝えられる天台宗の古刹です。

源頼朝実朝が崇敬していた寺であることが『吾妻鏡』に記されています。



池子参道

表参道

総門

鐘楼

六地蔵

楼門



薬師堂

地蔵堂



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