別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年8月25日木曜日

厄除け生姜供養~鎌倉大町:妙法寺~

1260年(文応元年)8月27日、日蓮の松葉ヶ谷の草庵が、他宗徒によって焼討ちされました(松葉ヶ谷法難)。

このとき、どこからともなく白猿が現れ、日蓮をお猿畠(逗子市の法性寺裏山)に案内したといいます。

おかげで日蓮は難を逃れることができました。


日蓮が非難したという岩窟

日蓮は、お猿畠の岩窟に身を潜めていました。
その間、白猿が山中で生姜を採ってきて日蓮に捧げたと伝えられています。


妙法寺


妙法寺「厄除け生姜供養」は、このお猿畠での伝説に因んだものです。

生姜を2つに割って、中に味噌を詰め込んで焼いたものが供えられ、一般参詣者にもこれが分けられて供養が行われます。


そして、この生姜には、無病息災のご利益があるといわれています。
妙法寺は、「生姜寺」とも呼ばれていたようで・・・。)



「厄除け生姜供養」は、毎年8月27日の松葉ヶ谷法難会のときと、9月12日の龍口法難会のときに行われていたようですが、今は、9月12日の龍口法難会のときに行われているようです。


松葉ヶ谷御小庵跡の碑
妙法寺の裏山に建てられています。


参考:日蓮は、この年の7月16日に、自ら書き上げた『立正安国論』を北条時頼に提出しています(参考:立正安国論~鎌倉と日蓮~)。


※祭事の日程等については、確認してからお出掛け下さい。


 日蓮


厄除け生姜
https://www.yoritomo-japan.com/gyoji-maturi/yakuyoke-shoga.htm
妙法寺
https://www.yoritomo-japan.com/page126myohoji.htm
鎌倉手帳
https://www.yoritomo-japan.com/kamakura.html


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