別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年5月7日土曜日

陰陽師安倍晴明の伝説~鎌倉:山ノ内~


鎌倉の山ノ内には、陰陽師安倍晴明に関する伝説がいくつか残されています。

平安時代の陰陽師が鎌倉を訪れていたということなのでしょうか・・・。




山ノ内の八雲神社に置かれた石です。

この石を知らずに踏めば足が丈夫になり、知っていて踏めばびっこになると伝えられてきました。

もとは山ノ内道の十王堂橋付近にあったそうですが、安倍晴明が厄除けのために置いた石だと伝わっています。


北鎌倉駅の近くには「晴明井戸」と呼ばれる井戸もあったそうですが、今もあるのでしょうか・・・。

現在は、八雲神社に置かれている「晴明石」とともに、大船の多聞院が所有していたそうです。

そういえば・・・、多聞院は、山ノ内にあった観蓮寺を前身としているということでした。





山ノ内道のJR横須賀線踏切近くにある晴明の碑です。

この碑の辺りに安倍晴明の屋敷があったともいわれています。




建長寺の鎮守神「第六天社」にある晴明の碑です。



~源頼朝の館と安倍晴明~

1180年(治承4年)、鎌倉に入った源頼朝は、大倉の地に館を構えます(参考:大倉幕府跡)。

『吾妻鏡』によると、この時に使用されたのが山ノ内にあった首藤兼道邸でした。

この建物には安倍晴明の護符が貼られ、建てられてから200年もの間、一度も火災に遭わなかったといいます。







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晴明神社
(京都)


歴史めぐり源頼朝


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