江戸時代中期ごろからはじめられたのではないかといわれる「大漁と安全を祈願する祭事」です。
浜に斎竹(いみだけ)を四方に立て注連縄が張られ神座が設けられます。
(囲まれた場所は「山」と呼ばれています。)
供物には海の幸・山の幸が供えられます。
天王唄の奉納
(祝唄)
目出度めでたの 若松さまよ アーラヨイ
枝も栄えて ヤレコラ 葉も茂る オモシロヤ
(海上の守護神ト安全)
金比羅さんに 燈火がともる アーラヨイ
和賀に出入りの ヤレコラ 船しるべ オモシロヤ
(神社ト氏子ノ繁栄)
祝いますぞえ 氏神さまに アーラヨイ
氏子栄えて ヤレコラ 宮繁る オモシロヤ
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神職による神事 |
神事の後に「鎌倉神楽」が奉納されます。
「鎌倉神楽」は、釜で湯を煮えたぎらせ、その湯で神事を行うことから、「湯立神楽」とか「湯花神楽」とも呼ばれています。
撒かれた湯がかかると健康で過ごせると伝えられています。
最後に矢が海(神座)に向けられましたが放たれませんでした。
おそらく、そこには「厄はない」という意味なのかと思われます。
「天狗」と「もどき」の神楽は、天狗の舞をもどきが邪魔をするという設定で、参加者を楽しませてくれます。
参観者には、ミカンが撒かれます。
汐まつりの後、参観者にミカンが配られ、左義長(どんど焼き・さいと焼き)が行われました。
寒い日でしたので、この火の暖かさが有り難く感じられました。
潮神楽~鎌倉手帳~
http://www8.plala.or.jp/daisho/kamakura/siokagura.htm
鎌倉手帳
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/kamakura.html