別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2026年1月8日木曜日

蛭子船巡行~祇園えべっさん 京都八坂神社~




1月9・10日は「祇園のえべっさん」。

「祇園のえべっさん」は八坂神社の末社北向蛭子社の祭礼。

1月9日15:00からの蛭子船巡行では、七福神を乗せた蛭子船が八坂神社と四条烏丸間を往復します。









八坂神社は祇園信仰発祥の社とされ、かつては祇園精舎の守護神である牛頭天王を祀っていたことから「祇園神社」「祇園社」「祇園感神院」などと呼ばれていました。



えびす船巡行

宝恵かごホイ!


都七福神


七福神信仰の歴史


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源義経をめぐる京都

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2026年1月7日水曜日

日向薬師の初薬師で無病息災を祈る!




1月8日は今年最初の薬師如来の縁日。

源頼朝北条政子が信仰した日向薬師では「初薬師」が開催されます。

当日は、行基が彫ったと伝えられる薬師如来が開帳され、薬師粥の振る舞いがあります。

本尊開帳
9:00~16:30

薬師粥振る舞い
11:30頃から
なくなり次第終了
少雨決行・雨天中止



日向薬師薬師三尊像

日向薬師の本尊薬師三尊像は、あえて仏像表面を仕上げない鉈彫という独特の技法によるもの。

素朴ながらも力強い精神性を感じさせるのが特徴です。


薬師粥

薬師粥は餅入りの七草粥




初薬師


日向薬師


日本遺産:大山詣


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ゑびす神社の十日ゑびす(初ゑびす)~商売繁盛で笹もってこい!~


日本三大えびすの一つ京都のゑびす神社の祭礼(十日ゑびす大祭・初ゑびす)は、1月8日から12日の5日間にわたって行われます。

ゑびす神は都七福神めぐりの一つです。




ゑびす神社は、1202年(建仁2年)、栄西建仁寺を建立するにあたり、その鎮守として創建されました。

1191年(建久2年)、宋からの帰りに暴風雨に遭って難破しそうになった栄西の前に「えびす神」が現れ、その加護によって難を逃れたのだと伝えられています。

このエピソードは『都名所車』に載せられ、そこには毎年9月20日(旧暦)が祭礼であったことが記されているようです。

※9月20日は、えびす神が海からおいでになる日。

※現在は10月20日にえびす講大祭(二十日えびす)が行われています。


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~えびす信仰~

江戸時代になると、呉服を中心とした京都や近江の商人の「渡り商い」とともに「えびす信仰」が発展していきます。

江戸をはじめとする全国各地を渡りながら商いをする者たちは、9月20日頃になると京へと帰り、「えびす神」の尊像を奉り、旅の安全と商売繁盛に感謝するお礼参りが行われるようになります。

そして、年末年始を京で過ごした商人たちは1月10日に「えびす神」を参拝した後、再び全国へと旅立っていったのだそうです。

一説によると1月10日は、えびす神が海へ帰る日なのだとか。

こういった風習が全国の「えびす信仰」へ繫がっていったようです。



「宝恵かご社参」は、江戸時代に呉服問屋の旦那衆がひいきの芸者を連れて商売繁盛を祈願したのが始まりなのだとか。

東映太秦映画村の俳優さんたちが江戸時代の芸妓姿に扮して行われていましたが、2026年は、人手不足などの理由から中止となってしまったようです。


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~福笹~

「十日ゑびす」では、福笹が授与されますが、この笹も京都独自のもので、えびす神の持つ釣り竿にヒントを得て考えられたものなのだそうです。

そして、「ささ」は京言葉で「酒」を意味します。

ゑびす神社では、「商売繁盛で笹もってこい!」の掛け声とともに吉兆笹が授与されますが、「商売が繁盛したら、おささ(酒)を持ってお参りをしなさい」という意味があったのだとか・・・



11日の午後2時からと午後8時からは、 舞妓さんの奉仕による福笹授与があります。




ゑびす神社



宝恵かごホイ!

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銭洗水で福銭に!~鎌倉初詣 銭洗弁財天 初巳祭 2026年1月7日~


銭洗弁財天宇賀福神社は、1185年(文治元年)に源頼朝が「西北の仙境に湧きだしている霊水で神仏を祀るように」という宇賀神のお告げによって創建したという神社。

奥宮(洞窟内)の湧き水は、銭洗水鎌倉五名水のひとつ。

1685年(貞享2年)に徳川光圀が編纂させた『新編鎌倉志』には・・・

「隠里の巌窟の中にあり。福神銭を洗と云う。鎌倉五水の一也」

と紹介されています。


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五代執権北条時頼は、巳成金(みなるかね)の日に参拝することを推奨したのだといいます(北条時頼の銭洗い)。

巳成金の日は、60日に一度巡ってくる「己巳の日」(つちのとみのひ)=弁財天の縁日。

そして、いつのころからか、霊水で銭を洗うと数倍になるという信仰が生まれました。

特に巳の日は多くの参拝者で賑わいます。

洗った銭は持っているのではなく、使う事によって「数倍になって返ってくる」のだとか。


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2026年(令和8年)の初巳の日は1月7日。

銭洗弁財天宇賀福神社では、巳の刻(10:00)から初巳祭が執り行われます。



初巳祭



宇賀神と稲荷神と弁財天


銭洗弁財天


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2026年1月6日火曜日

六日年越の若菜摘みと七草粥~七日正月に無病息災を祈る!~


七草粥は、1月7日に食べる春の七草を入れた粥(かゆ)。

日本では古くから、正月に「若菜摘み」という習慣がありました。

摘み取られた若菜は、健康や長寿を祈る贈り物とされていたようですが、中国から七草を入れた七種菜羹(七草の吸い物)が伝わると、それと融合して「七草粥」になったのだとか。





清少納言の『枕草子』や紫式部『源氏物語』にも「若菜摘み」の話が登場しますが、平安時代は粥ではなく吸い物として食べられていました。

粥となったのは室町時代からのようです。

平安時代の七草が何の草だったのかはわかりませんが・・・

室町時代には「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」に定着していたようです。


鎌倉の大船観音寺では、毎年1月7日に七草粥が振舞われています(11:00から)。



七草粥


白馬節会

青馬「池月」


小豆粥


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無病息災などを祈る鎌倉神楽


約800年前、源頼朝が信仰した京都の石清水八幡宮の「湯立神事」が鶴岡八幡宮に伝えられました。

この湯立神事が独自の形式で発展したのが「鎌倉神楽」

大きな釜で沸かした湯を使って無病息災などを祈ることから「湯立神楽」・「湯花神楽」とも呼ばれます。



大釜で湯を煮えたぎらせ、湯をかき混ぜて吉凶を占います。

八雲神社の初神楽

撒かれた湯がかかると健康で過ごせるといわれています。



初神楽

潮神楽

湯花神楽祭


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