別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2026年1月7日水曜日

銭洗水で福銭に!~鎌倉初詣 銭洗弁財天 初巳祭 2026年1月7日~


銭洗弁財天宇賀福神社は、1185年(文治元年)に源頼朝が「西北の仙境に湧きだしている霊水で神仏を祀るように」という宇賀神のお告げによって創建したという神社。

奥宮(洞窟内)の湧き水は、銭洗水鎌倉五名水のひとつ。

1685年(貞享2年)に徳川光圀が編纂させた『新編鎌倉志』には・・・

「隠里の巌窟の中にあり。福神銭を洗と云う。鎌倉五水の一也」

と紹介されています。


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五代執権北条時頼は、巳成金(みなるかね)の日に参拝することを推奨したのだといいます(北条時頼の銭洗い)。

巳成金の日は、60日に一度巡ってくる「己巳の日」(つちのとみのひ)=弁財天の縁日。

そして、いつのころからか、霊水で銭を洗うと数倍になるという信仰が生まれました。

特に巳の日は多くの参拝者で賑わいます。

洗った銭は持っているのではなく、使う事によって「数倍になって返ってくる」のだとか。


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2026年(令和8年)の初巳の日は1月7日。

銭洗弁財天宇賀福神社では、巳の刻(10:00)から初巳祭が執り行われます。



初巳祭



宇賀神と稲荷神と弁財天


銭洗弁財天


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2026年1月6日火曜日

六日年越の若菜摘みと七草粥~七日正月に無病息災を祈る!~


七草粥は、1月7日に食べる春の七草を入れた粥(かゆ)。

日本では古くから、正月に「若菜摘み」という習慣がありました。

摘み取られた若菜は、健康や長寿を祈る贈り物とされていたようですが、中国から七草を入れた七種菜羹(七草の吸い物)が伝わると、それと融合して「七草粥」になったのだとか。





清少納言の『枕草子』や紫式部『源氏物語』にも「若菜摘み」の話が登場しますが、平安時代は粥ではなく吸い物として食べられていました。

粥となったのは室町時代からのようです。

平安時代の七草が何の草だったのかはわかりませんが・・・

室町時代には「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」に定着していたようです。


鎌倉の大船観音寺では、毎年1月7日に七草粥が振舞われています(11:00から)。



七草粥


白馬節会

青馬「池月」


小豆粥


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無病息災などを祈る鎌倉神楽


約800年前、源頼朝が信仰した京都の石清水八幡宮の「湯立神事」が鶴岡八幡宮に伝えられました。

この湯立神事が独自の形式で発展したのが「鎌倉神楽」

大きな釜で沸かした湯を使って無病息災などを祈ることから「湯立神楽」・「湯花神楽」とも呼ばれます。



大釜で湯を煮えたぎらせ、湯をかき混ぜて吉凶を占います。

八雲神社の初神楽

撒かれた湯がかかると健康で過ごせるといわれています。



初神楽

潮神楽

湯花神楽祭


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2026年1月5日月曜日

2026年午年 京都 上賀茂神社 白馬奏覧神事





上賀茂神社は、賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)を祀る社。

母は下鴨神社に祀られている玉依媛命(たまよりひめのみこと)。

神話によると・・・

玉依媛命は賀茂川(加茂川)の川上から流れてきた丹塗矢を持ち帰ったところ懐妊して男子を出産。

その男子は成長すると天に昇ってしまいますが、ある夜、夢の中に男子が現れ

「葵桂(あおいかつら)を作って飾り、を走らせて、神迎の祭を行うように」

と告げられます。

お告げのとおりに祭事を営むと、神山に賀茂別雷大神が降臨したのだとか。


玉依媛命と賀茂別雷大神~賀茂神社由来物語と葵祭~


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神の使いである馬は、飛躍と成功の縁起物。

新年に白馬を見るとか邪気が祓われるといわれています。

上賀茂神社には神山号という白馬が飼育されています。

1月7日は「白馬奏覧神事」

宮中の白馬節会(あおうまのせちえ)を神事化したもので、神山号に大豆が与えられ国家安泰が祈願されます。

10:00~

厄除七草粥の振る舞いもあります。



上賀茂神社


神馬訪い巡り


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白馬節会

七草粥


青馬「池月」

馬頭観音


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2026年1月4日日曜日

鶴岡八幡宮の除魔神事は、角を折られて逆さに吊るされた鬼を射る!2026年1月5日


鶴岡八幡宮除魔神事は、源頼朝が幕府で行った御弓始を起源としています。



除魔神事で使用される的は、直径五尺二寸(1.5メートル)という大きなもの。

裏には「鬼」という字が書かれていますが・・・


「鬼」の字は角が除かれています。

的は、この「鬼」という字が逆さになるように設置されます。

除魔神事は、「鬼」という字を封じ込めた大的を射ることから「大的式」とも呼ばれています。 




除魔神事は1月5日10:00から。



除魔神事


初詣:鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮


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2026年1月3日土曜日

手斧始式で歌われる木遣唄~鶴岡八幡宮の新年行事 2026年1月4日~


手斧始式


1月4日は、鶴岡八幡宮手斧始式

手斧始(ちょうなはじめ)の神事は、古来より重要な工事に先立って行われた儀式。

御神木が二の鳥居から舞殿前の祭場まで運ばれ、古くから伝えられた方法で、手斧をはじめとした大工道具の所作が披露されます。

御神木を運ぶときに歌われるのが木遣唄(きやりうた)。

木遣とは、重い木材や岩などを、多人数で声を掛けたりしながら運ぶこと。

源頼朝鶴岡八幡宮を再建したときも、材木座海岸に陸揚げされた材木が木遣唄を歌いながら運ばれたのだといいます。

一説には、栄西が京都の建仁寺を建てるときに「エーイサイ、ヨーサイ」という掛け声をかけさせたことが木遣唄の始まりなのだといいますが、どうなのでしょう・・・。

栄西建仁寺を建てたのは1202年(建仁2年)、ちょっと頼朝の方が早いですかね。



手斧始式

鎌倉木遣唄は、鎌倉鳶職組合木遣唄保存会によって伝承されている民俗芸能です。

手斧始式

手斧始式は13:00からですが、御神木が運ばれるのは12:30頃からになると思います。



手斧始式

初詣:鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮


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