1185年(元暦2年)、讃岐国の屋島。
『平家物語』によると、
屋島の戦いの夕暮れ時、源義経の軍勢が引き上げようとするところに、沖の方から平家の美しい女房を乗せた小舟が一艘が現れ・・・
竿の先につけた紅色に日輪が描かれた扇を掲げ、「これを射落としてみよ」と挑発してきました。
義経は弓の名手・那須与一を呼び寄せて扇の的を射落とすよう命じます。
海に馬を乗り入れた与一は、約80メートル先の扇を見事に射抜き、扇を空へと舞い上がらせたのだとか。
このとき与一が所持していたのが重籐の弓。
重籐弓は大将や弓の名手にしか所持できない特別な弓。
鶴岡八幡宮の例大祭で奉仕される小笠原流流鏑馬でも許しを得た者だけが使用できる最高格の弓です。
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