藤沢片瀬の
龍口寺や鎌倉の
常栄寺の龍口法難会は「ぼたもち供養」とも呼ばれています。
そして、配られる牡丹餅は「難除け牡丹餅」「首継ぎの牡丹餅」とも呼ばれます。
これは、
龍ノ口刑場へ護送される途中の
日蓮に桟敷の尼が胡麻の餅を捧げられた故事に由来し、胡麻の餅のおかげで
日蓮が処刑を奇跡的に免れたことから、災難除けや延命のご利益がある縁起物とされています。
ただ、
日蓮が
法難にあった1271年(文永8年)からそうだったのではないようです。
「桟敷の尼伝説」が文献に現れるは1721年(享保6年)のことで、胡麻の餅を供えるという習慣が登場するのは1858年(安政5年)のようです。
その後、牡丹餅そのものに霊験があると考えるようになり、「難除け牡丹餅」「首継ぎの牡丹餅」になったのかも。