別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2025年11月16日日曜日

住吉大社に神馬を奉納した源頼朝~2026年は午年~




住吉大社は、源頼朝ゆかりの社。

『吾妻鏡』によると、1195年(建久6年)、東大寺大仏殿落慶供養参列のため上洛していた頼朝は、住吉大社に梶原景時を代参させ、幣帛(布)を納め、神馬を奉納しています。

夕刻になって到着した景時は、和歌一首を釣殿の柱に貼ったのだといいます。

我君の
手向の駒を
引つれて
行末遠紀
志るしあらはせ


「頼朝様からの馬を連れてきましたので、行く末永く、御武運や御繁栄の験を現してください」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


古代から日本には、祈願のために神が騎乗する馬(神馬)を奉納する習わしがありました。

現在では、馬の像や絵馬で代用されたりしていますが、住吉大社では生きた馬が飼育されています。

住吉大社の神馬は代々白馬。

1月7日の「白馬神事」(あおうましんじ)は、宮中で行われていた「白馬節会」を伝承している神事。

「年初に白馬(青馬)を見れば年中の邪気が祓われる」

といわれています。




住吉大社


白馬節会

青馬「池月」


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