圓應寺の初江王坐像は、慶派仏師とされる幸有が1251年(建長3年)に造立した仏像。
幸有は運慶の次男康運(肥後定慶)の弟子筋の仏師と考えられています(慶派仏師)。
初江王坐像造立の翌年から鋳造が始まったのが鎌倉大仏。
鎌倉大仏も運慶様式の傑作といわれるますが、1238年(嘉禎4年)から造り始められた木造大仏がもととなっているともいわれています。
その原型はそれ以前から考えられていたと思われますので、もしかすると、康運や幸有もたずさわっていたのかも。
※初江王坐像は鎌倉国宝館に寄託されています。
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