995年(長徳元年)から越前国には宋の商人・朱仁聡が滞在していました。
藤原定子は、朱仁聡から雑物を購入したのだといいます。
しかし・・・
1000年(長保2年)、購入代金が未払いとして訴えられてしまいます。
藤原行成が事情を聞き出すと、代金は越前国へ送ったのですが、朱仁聡が大宰府に移った後だったため未払いになってしまったのだか。
その後、藤原定子は大宰府に使者を遣わして代金を支払いますが、朱仁聡は代金不足を主張。
差額は、仲に入った太宰大弐の藤原有国が横領してしまったらしい・・・
朱仁聡が越前で滞在していたのは気比の松原付近にあったという松原客館。
紫式部の父・藤原為時は、朱仁聡らの交渉相手として越前守に任命されたといわれています。
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