新嘗祭の豊明節会で舞を披露した五節の舞姫たちは、そのまま宮中にとどまって宮仕えすることとなっていましたが、いったん皆退出させることにします。
近江守・源良清の娘は唐崎、摂津守・藤原惟光の娘は浪速で祓をさせたいと願って自宅へ帰えります。
按察使大納言は別の形式で宮仕えさせることを奏上しました。
左衛門督は、娘でない者を娘として五節に出したということで問題になりますが、それでも女官に採用されることになっています。
琵琶湖西岸の唐崎神社は祓の霊場として知られた社。
紫式部の『源氏物語』~少女の巻~では、五節の舞姫を務めた近江守源良清の娘が祓を行っています。
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