この橋の名は一条戻橋。
伝説によると・・・
三善清行の八男・浄蔵貴所は、熊野での修行の帰りにこの橋で父の葬列に出会います。
浄蔵が祈ると清行が蘇生。
以来、この橋は「死者が蘇る橋」(あの世から戻る橋)=「戻り橋」と呼ばれるようになったのだといいます。
陰陽師・安倍晴明の父保名も晴明の呪法によって蘇生したのだとか。
式神
式神は、安倍晴明が術を施して自在に操ったのだという十二体の人形。
用のない時には式神を戻橋に置いた石櫃に閉じ込めておいたのだととか。
紫式部の『源氏物語』~葵の巻~で、主人公の光源氏の正室・葵の上と愛人・六条御息所が賀茂祭で車争いを繰り広げたのは、一条戻橋付近らしい。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆