雉
『吾妻鏡』によると・・・
1193年(建久4年)正月5日、工藤祐経の屋敷にあやしい鳥が飛び込みんできました。
鳥の名は不明ですが、雉(キジ)の雄のようだったのだといいます。
占ってみると、政治を軽んずることのないようにと出たので、神仏に祈ったのだとか。
しかし、この年の5月28日夜半、祐経は富士裾野で曽我兄弟に討たれてしまいます・・・
『吾妻鏡』は、よく大事件の前に何かを予告しますが、祐経の件もそうだったのでしょうか???
参考までに・・・
工藤氏は、伊豆国狩野荘を拠点としていた武士団。
狩野荘は現在の伊豆市。
伊豆市の鳥は「雉」。
實相寺は、工藤祐経の屋敷跡に建てられた寺。
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