別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2019年8月24日土曜日

中世を代表する建築様式「大仏様」と「禅宗様」~鎌倉検定~

中世禅宗様式仏殿の典型として鎌倉の建造物で唯一国宝に指定されている円覚寺舎利殿は、室町時代に鎌倉尼五山の第一位の寺院の仏殿を移築してつくられたものとされるが、この寺院は何か。

(第2回鎌倉検定試験2級)
(第5回鎌倉検定試験2級)
(第9回鎌倉検定試験2級)


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円覚寺の開山塔正続院の中心的な建物の舎利殿は、西御門にあった尼寺太平寺の仏殿だったもの。

室町時代中期頃の建築物と推定されています。


 円覚寺舎利殿


鎌倉時代には宋の建築様式が輸入されました。

その代表的なものが東大寺南大門にみられる「大仏様」と、鎌倉時代後期から禅宗寺院に採用された「禅宗様」です。




東大寺南大門は、1180年(治承4年)の平重衡南都焼討後に再建された建物。

重源が宋から伝えた建築様式「大仏様」が採用されています。


東大寺南大門円覚寺舎利殿は、中世を代表する建築様式で建てられたもので、いずれも国宝に指定されています。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆

大仏様、禅宗様が伝えられる以前の建築様式は「和様」と呼ばれます。

2013年(平成25年)に国の重要文化財に指定された英勝寺の建築物5棟(仏殿、山門、鐘楼、祠堂、祠堂門)は、禅宗様と和様を自由に組合せた江戸時代前期らしい意匠を持ち、屋根の弛も軒の反りもつけない直線的な屋根形状で統一されている堂宇群です。






祠堂門(唐門)


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 円覚寺

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