別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2010年11月21日日曜日

豊かな田園風景のある日向薬師周辺を散策

源頼朝が娘大姫の病気治癒を祈願するため参詣したという日向薬師

正式には「日向山霊山寺」という仏教寺院ですが、鎌倉時代からの薬師信仰の霊場であることから、「日向薬師」と呼ばれるようになりました。

江戸時代には十三坊をかかえる大きな寺院となりましたが、明治の神仏分離に伴う廃仏毀釈運動によって多くの仏教施設が破壊され、現在では別当坊であった宝城坊を残すのみとなっています。

日向薬師は「かながわの景勝50選」にも指定され、「ケヤキやタブノキなどの自然植生の寺林」が神奈川県の天然記念物に指定されています。

周辺の景色も素晴らしく、田園風景や山の自然にあふれた癒しの地として人気を集めています。


棚 田
棚田というのは傾斜地に階段状に作られた田んぼです。
昔は山に行けば必ず見られた風景ですが、
近年は開発が進んで、少し奥に入らないと見られなくなりました。

山の紅葉と棚田と水の音に心が癒されます。
そして、こういう景色には
「もうすぐ冬なのだなぁ~」
という季節感を感じます。

山の紅葉もきれいです。

失礼な表現かもしれませんが、
こういう景色の中にあるといい感じです。

日向薬師のバス停付近にある白髯神社
茅葺きの屋根の神社です。
新羅に滅ぼされた高句麗の王族若光(白髯明神)が祀られています。
白髯明神は、日向薬師を創建する行基に霊木を与えたと伝えられています。

白髯神社の背後の景色

白髯神社前の辻にある庚申塔

白髯神社前の辻にある大山道の道標

所々にある無人の農産物販売所
かなり安いのではないでしょうか・・・。

棚田の横には段々畑もあります。

日向薬師の参道(入口)
車の場合は、林道がありますが・・・、
この入口付近にも駐車場があるので、
是非この参道を上ることをお薦めします。

すぐに仁王門への階段



仁王門を過ぎると自然植生の林です。

日向薬師の寺林は、神奈川県の天然記念物に指定されています。

日向薬師
行基が開いたという古刹です。
正式名称は霊山寺といいますが、古くより薬師信仰の霊場でしたので、
「日向薬師」の名で親しまれています。


~日向薬師から下っていくと・・・~

十二神橋
日向薬師の十二神将が自ら付けた名であると伝えられています。

駒つなぎの松
源頼朝日向薬師参詣の際に馬をつないだ松といわれています。


鎌倉手帳
https://www.yoritomo-japan.com/kamakura.html


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