別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2018年12月6日木曜日

源頼朝が信奉した稲荷神~鎌倉:佐助稲荷神社~

佐助稲荷神社


源頼朝がまだ伊豆国蛭ヶ小島に配流の身であったころのこと。

「かくれ里の稲荷」と名乗る神霊が夢に現れ、頼朝に挙兵を勧めました。

その後、源氏再興の挙兵をして鎌倉を本拠と定めた頼朝は、かくれ里と呼ばれる地に祠を発見。

畠山重忠に命じて社殿を建立させました。

それが佐助稲荷神社の始まりなのだと伝えられています。


伊豆の流人時代は「佐殿」(すけどの)と呼ばれていた頼朝。

初陣を果たした1159年(平治元年)の平治の乱で、一時、右兵衛権佐(うひょうえごんのすけ)に任ぜられたためです。

すぐに平清盛に敗れて解官されてしまいますが、伊豆では「佐殿」と呼ばれ続けていたようです。

佐助稲荷神社の「佐助」という名には、「佐殿を助けた」という意味があるのだとか・・・


佐助稲荷神社初午祭

稲荷神は、その字で明らかのように「稲の神、食物の神」として、広く農民に信仰されてきました。

今日では、五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就の神としての参詣者も多くみられます。

2019年の初午祭は2月2日。


初午祭


佐助稲荷神社






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