別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2018年10月10日水曜日

長谷寺縁起絵巻の特別公開~鎌倉:長谷寺~



『長谷寺縁起絵巻』は、奈良長谷寺の草創と十一面観音造立の由来を描いたもの。

残念ながら、この絵巻には鎌倉の長谷寺の記述はないのですが、鎌倉には牡蠣殻と観音様の伝説が残されています。

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~かきがらに導かれてやって来た観音さま~

721年(養老5年)、開山の徳道は稽文会(けいもんえ)と稽主勲(けいしゅくん)という二人の仏師に依頼して二体の十一面観音をつくりました。

一体は大和(奈良)の長谷寺に安置され、もう一体は海に流されました。

海に流された観音像は、736年(天平8年)、相模国三浦郡の長井浜に漂着します。

その像が鎌倉に祀られ、長谷寺のはじまりとなったのだと伝えられています。


 長谷寺かきがら稲荷

観音像は、体に付着した牡蠣殻(かきがら)の導きで長井浜に流れ着いたのだといいます。

かきがら稲荷は、観音さまのお導きがあるようにと祀られているものです。





📎長谷観音の伝説~かきがらに導かれてやって来た観音さま~


 かきがら稲荷

 長谷寺






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