別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2022年5月11日水曜日

法華経と息子に救われた大橋太郎通貞~鎌倉:光則寺~


大橋太郎通貞の土牢


光則寺の裏山にある土牢です。

大橋太郎通貞は九州平氏。

平氏の「一の郎党」といわれた平家貞の孫なのだと伝えられています。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆

伝説によると・・・

大橋太郎は豊後国の地頭をしていました。

ある時、鎌倉の源頼朝に呼び出され、謀叛の疑いで投獄されてしまいます。

豊後国の領地は没収、国に残してきた妻と男子は追放されました。


それから12年の歳月が過ぎました。

父への思いも大きくなっていた少年は、父に会うため鎌倉へと旅立ちます。

そして鶴岡八幡宮の詣でると法華経を唱えました。

その事が頼朝の耳にも入ります。

頼朝が少年を呼び寄せて話を聞くと、大橋太郎の子であることが判明します。

頼朝は、親を思う子の心に免じて大橋太郎を解放したということです。

熱心な法華経信者だった頼朝。

法華経の功徳についても語ったのだとか・・・。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆

大橋太郎の伝説はいろいろあるようです。


光則寺



一ノ谷の戦い

屋島の戦い

壇ノ浦の戦い








☆ ☆ ☆ ☆ ☆

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