別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2017年3月21日火曜日

後白河法皇と蓮華王院の伝説~京都:三十三間堂~



頭痛に悩まされていた後白河上皇

参詣した熊野権現から洛陽因幡堂の薬師如来に祈るようお告げを受けたので、因幡堂を参詣すると・・・

「上皇の前世は熊野の蓮華坊という僧侶である。

しかし、蓮華坊の髑髏が岩田川の底にあって、その目穴から柳が生え、風が吹くと髑髏が動くから頭が痛むのだ」

と告げられます。

そこで、岩田川から髑髏を見つけ出し、三十三間堂の千手観音の中に納め、柳の木を梁に使ったところ、上皇の頭痛は治ったのだといいます。

「蓮華王院」は、その名を蓮華坊からとったものと伝えられ、以後、「頭痛封じの寺」として崇敬を受けるようになったのだとか。

「頭痛山平癒寺」とも称されたといいます。


三十三間堂



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