平安時代後期の1079年(承暦3年)、浅草寺が炎上した折、本尊は自ら榎の梢に避難したという故事が伝えられていますが・・・
後にその霊験を知った源義朝は、その榎で彫刻させた観音像を浅草寺に奉納したのだとか。
それが木造観音菩薩立像。
義朝の伝説から「榎観音」と呼ばれ、毎年1月12日から18日までの年頭法要「温座秘法陀羅尼会」(おんざひほうだらにえ)の本尊とされています。
「温座秘法陀羅尼会」は、7日間にわたって昼夜を問わず経を読み修法に励む儀式。
僧が次々に交代して経を読むので座が冷めることがないので温座と呼ばれています。
最終日の18日は初観音。
午後5時頃からの結願法要が終わると、松明を持った2人の鬼が現れる「亡者送り」と呼ばれる行事が行われます。
鬼が境内を駆けめぐって災厄を浄化し、最後に銭塚地蔵堂脇の供物が投入された穴に松明を投入します。
鬼が撒いた松明の燃えかすは、火除け・厄除け・疫病除けの縁起物とされ、参拝者が持ち帰ることができます。
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