別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2015年11月18日水曜日

観音さまを導いたかきがら・・・鎌倉:長谷寺



長谷寺の本尊は十一面観音菩薩像。

721年(養老5年)、開山の徳道は一本の楠の霊木から二体の十一面観音を彫りました。

一体は大和(奈良)の長谷寺に安置され、もう一体は海に流されました。

そして、736年(天平8年)、相模国三浦郡の長井浜に漂着します。

その尊像が現在の地に祀られ、長谷寺のはじまりとなったと伝えられています。



観音像は、体に付着した「かきがら」の導きで長井浜に流れ着いたのだといいます。

かきがら稲荷は、観音さまのお導きがあるようにと祀られているものです。






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