別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2014年7月28日月曜日

2014四万六千日大功徳日・・・鎌倉:杉本寺・安養院・長谷寺

8月10日は、鎌倉の四万六千日

この日に観音様をお参りすると4万6千日参拝したのと同じ功徳を得られるといいます。

特に今年(平成26年)は、坂東三十三観音霊場午年総開帳の年。坂東三十三箇所の各霊場では本尊開帳等の行事が予定されています。



杉本寺

午前0時開門


杉本寺は、734年(天平6年)、光明皇后によって創建された鎌倉最古の寺。

本尊は行基・慈覚・恵心の三体の十一面観音像。

坂東観音霊場第一番。

午前6時より大護摩、午前10時より本尊の大法要が行われ、本尊が開扉されます。



午前5時開門


安養院は、源頼朝の菩提を弔うため北条政子が建てた笹目の長楽寺を移したのがはじまりといわれ、のちに田代信綱が建てた比企ヶ谷の観音堂が移されたことから田代寺とも呼ばれています。

本尊は千手観音。田代信綱の観音像が胎内に納められていることから田代観音とも呼ばれています。

坂東観音霊場第三番。




午前4時開門



長谷寺は、736年(天平8年)の創建と伝えられている寺。

本尊は開山の徳道が彫ったという十一面観音。右手に錫杖を左手に蓮華の花瓶を持つ独特の像です。

坂東観音霊場第四番。

参拝者には観音様のお姿の御札が配られます。

後立観音特別開帳:8/1~9/30(約100振りの開帳です。)


坂東三十三箇所は、源頼朝の観音信仰と、源平の戦いで西国に赴いた武者たちが西国三十三箇所の霊場を観たことで、鎌倉時代初期に開設につながったといいます。


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