別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2014年2月2日日曜日

北条氏が名乗った四郎とは・・・

源頼朝の挙兵を助けた北条時政は、平直方を祖とする桓武平氏といわれ、時政の父は伊豆の豪族北条時方(または時兼)といわれています。

娘の政子は頼朝に嫁ぎました。


さて、時政は「北条四郎」と呼ばれていました。

では、時政に太郎、次郎、三郎といった兄がいたのでしょうか。

だとすると時政は四男ということでしょうか。



こんな説があります。


~「四郎」は、北条氏の家督を継ぐ者に付けられた呼称である。~


北条氏の系図は定かではありませんが、一般的に伝えられる聖範(伊豆山権現の僧)→時家→時方または時兼→時政と続く系統は、どうも皆「四郎」を名乗っていたようです。

時政の跡を継いだ義時も「四郎」を名乗っていました。


ただ、疑問なのは義時には「三郎」と呼ばれた兄宗時がいました。

宗時は石橋山の戦いで討死していますが、生きていたとしても北条の家督を継ぐ者ではなかったのでしょうか・・・?


参考までに、義時の後に続く泰時、時氏は「四郎」を名乗っていないようですが、経時は「四郎」を名乗っています。


 源頼朝の配流地・伊豆の国市

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