別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2013年6月22日土曜日

富士山が世界文化遺産に登録

富士山が世界文化遺産に登録されました。

富士に憧れを抱いてきた者にとって(それも一つの信仰なのかもしれませんが・・・)、嬉しいニュースです。



~文化庁の推薦書の概要~

富士山は、日本を代表し象徴する日本最高峰の秀麗な円錐成層火山として世界的に著名であり、その荘厳で崇高な形姿を基盤として日本人の自然に対する信仰の在り方や日本に独特の芸術文化を育んだ山である。

山岳に対する信仰の在り方や、海外に影響を与えた19世紀後半の葛飾北斎や歌川広重などによる顕著な普遍的価値を持つ「浮世絵」などの日本独特の芸術文化を育んだ山である。

時代を超えて、一国の文化の諸相とも極めて深い関連性を示し、山に対する信仰の文化的伝統を表すのみならず、世界的な「名山」としての景観の類型の顕著な事例として顕著な普遍的価値を持つ山である。





~登録された構成資産~


1 富士山域 (ふじさんいき)

1-1 山頂の信仰遺跡群 (さんちょうのしんこういせきぐん)
1-2 大宮・村山口登山道(現富士宮口登山道) (おおみや・むらやまぐちとざんどう(げんふじのみやぐちとざんどう))
1-3 須山口登山道(現御殿場口登山道) (すやまぐちとざんどう(げんごてんばぐちとざんどう))
1-4 須走口登山道 (すばしりぐちとざんどう)
1-5 吉田口登山道 (よしだぐちとざんどう)
1-6 北口本宮冨士浅間神社 (きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)
1-7 西湖 (さいこ)
1-8 精進湖 (しょうじこ)
1-9 本栖湖 (もとすこ)

2 富士山本宮浅間大社 (ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)

3 山宮浅間神社 (やまみやせんげんじんじゃ)

4 村山浅間神社 (むらやませんげんじんじゃ)

5 須山浅間神社 (すやませんげんじんじゃ)

6 冨士浅間神社(須走浅間神社)(ふじせんげんじんじゃ(すばしりせんげんじんじゃ))

7 河口浅間神社 (かわぐちあさまじんじゃ)

8 冨士御室浅間神社 (ふじおむろせんげんじんじゃ)

9 御師住宅(旧外川家住宅) (おしじゅうたく(きゅうとがわけじゅうたく))

10 御師住宅(小佐野家住宅) (おしじゅうたく(おさのけじゅうたく))

11 山中湖 (やまなかこ)

12 河口湖 (かわぐちこ)

13 忍野八海(出口池)(おしのはっかい(でぐちいけ))

14 忍野八海(お釜池)(おしのはっかい(おかまいけ))

15 忍野八海(底抜池)(おしのはっかい(そこなしいけ))

16 忍野八海(銚子池)(おしのはっかい(ちょうしいけ))

17 忍野八海(湧池)(おしのはっかい(わくいけ))

18 忍野八海(濁池)(おしのはっかい(にごりいけ))

19 忍野八海(鏡池)(おしのはっかい(かがみいけ))

20 忍野八海(菖蒲池)(おしのはっかい(しょうぶいけ))

21 船津胎内樹型 (ふなつたいないじゅけい)

22 吉田胎内樹型 (よしだたいないじゅけい)

23 人穴富士講遺跡 (ひとあなふじこういせき)

24 白糸ノ滝 (しらいとのたき)

25 三保松原 (みほのまつばら)


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伊豆蛭ヶ小島からの富士


伊豆に流されていた源頼朝も、おそらく美しい富士の姿を見ながら、美しき武家の世を夢見たことでしょう。

上の写真は、霊峰富士を見つめる蛭ヶ小島源頼朝北条政子です。


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鎌倉:富士山の景色
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