極楽寺は忍性が開いた律宗の寺。本尊は、清涼寺式釈迦如来立像。
インドで造られて、のちに中国に伝えられた釈迦の等身大の像を、東大寺の僧奝然(ちょうねん)が入宋した時にその像を模刻させて日本に持ち帰り、京都の清涼寺に安置しました。
そのため、清涼寺の釈迦如来立像は「三国伝来の釈迦如来」と呼ばれています。
その像を忠実に模造したものが極楽寺の本尊です。
清涼寺式釈迦如来立像は、4月7日から9日の3日間、特別開扉されます。「花まつり」が行われる4月8日には、開山の忍性墓も特別公開されます。
今年は、北条時宗お手植えといわれる「八重一重咲分桜」を見ることができるかもしれません。