鶴岡八幡宮からすぐの若宮大路沿いにある建物。昔、この建物には、もう一つ店がありました。
鎌倉ラーメンの幟を掲げた「鎌倉飯店」です。
かつての建物
鎌倉飯店の暖簾は山崎方代が書いたものでした。
放浪の歌人と呼ばれた山崎方代は、晩年を鎌倉で過ごしますが、その世話をしたのが鎌倉飯店の店主根岸さんでした。
私は、鎌倉へ行くとよく鎌倉飯店で昼を食べました。
根岸さんは「いつものでいいの？」といって辛い味噌ラーメンを作ってくれました。
みかんや特別な漬け物もいただきました。
もう少し、山崎方代の話を伺いたかったのですが・・・
根岸さんは２年ほど前に亡くなりました。
鎌倉飯店のとなりにあったそば処「繁茂」。
今は店を拡張しています。
繁茂にも山崎方代の額があります。
毎年９月に瑞泉寺で行われる方代忌のときには、この店で２次会が行われているそうです。
鎌倉手帳
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