別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年10月8日土曜日

鶴岡八幡宮の参道・・・段葛(だんかずら)

1182年(寿永元年)、源頼朝は妻政子の安産祈願のため、鶴岡八幡宮の参道「若宮大路」を造営します。

若宮大路の中央には、一段高い「段葛」が築かれました。



昔は、由比ヶ浜(前浜)の一の鳥居まであったという段葛ですが、現在は、二の鳥居から三の鳥居までの約500メートルが残されています。



段葛には遠近法が用いられ、鶴岡八幡宮に近づくほど道幅が狭くなっていきます。



二の鳥居前の「鶴岡八幡宮の石碑」は、日露戦争の英雄東郷平八郎の揮毫です。




二の鳥居前の狛犬です。

昭和36年、小野田セメントより奉納されたもので、かなり大きなものです。



昔の段葛



~手斧始式~

毎年1月4日は、鶴岡八幡宮創建のときにも行われたという「手斧始式」です。

二の鳥居から段葛を御神木が運ばれ、舞殿前に用意された祭場に奉安されます。そして、古式にのとった儀式が行われます。



~桜のトンネル~

春になると段葛は「桜のトンネル」となります。段葛のある若宮大路は、「桜の名所100選」に選ばれています。

(参考:段葛の桜



~ツツジの道~

桜の季節が終わるとツツジが咲きます。

(参考:段葛のツツジ



~七夕飾り~

七夕祭のときには、二の鳥居と三の鳥居に吹き流しが飾られます。





~神幸祭~

9月15日の神幸祭では、鶴岡八幡宮の本宮(上宮)の三基の神輿が二の鳥居まで渡ります。

神事の後、八乙女の舞が奉仕されます。

(参考:神幸祭~鶴岡八幡宮例大祭~






~ヒガンバナ~

秋には、植え込みの隙間からヒガンバナが咲きます。

(参考:段葛のヒガンバナ



~雪の段葛~



~新年の段葛~



段葛
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鎌倉手帳
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