建長寺広徳庵の自休和尚に見初められた稚児の白菊は、これに窮して断崖から身を投げたといいます。稚児ヶ淵という名はそこからきています。
白菊が身を投げる前に渡し船の船頭に託した扇面には、
「白菊のしのぶの里の人とはば 思い入江の島とこたえよ/ うきことを思い入江の島かげに すつる命は波の下草」
とあったといいます。
自休は悲しさのあまりに、 「白菊の花のなさけの深き海に ともに入江の島ぞうれしき」 と詠んで後を追ったと伝えられています。 |
石燈籠 龍が来て火を転じたという伝説が残されています。 |
永瀬覇天朗句碑 桟橋に波戦える時雨かな |
稚児ヶ淵から眺める夕景は、「かながわの景勝50選」に指定されています。 |
江の島
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/enosima.htm
鎌倉手帳
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/kamakura.html