奥津宮
奥津宮は、岩屋の本尊の御旅所で夏期の避暑地でした。
拝殿の天井には「八方睨みの亀」と呼ばれる絵が描かれています。
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八方睨みの亀 |
1803年(享和3年)、酒井抱一によって描かれた「正面向亀図」です。
画面の右側に、
維時享和三年龍集昭陽
大淵献夏林鐘之月
抱一製
という墨書銘があります。
どこから見てもこちらを睨んでいるように見えることから「八方睨みの亀」と呼ばれています。
現在の絵は、1994年(平成6年)に描かれた模写で、本物は、江島神社宝殿に納められています。
酒井抱一は、江戸で画家・俳人として活躍した化政文化の代表的存在でした。
江の島
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/enosima.htm
鎌倉手帳
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/kamakura.html