光明寺の石造延命地蔵(網引延命地蔵)は、かつては、小坪路の鎌倉側の入口にありました。
鎌倉二十四地蔵の一つに数えられています。
小坪路は二筋あって、一つは正覚寺から海前寺へと通じていた切通で、もう一つは光明寺裏山から小坪坂を通る道筋です。
石造延命地蔵(網引延命地蔵)
正中2年(1325年)の銘をもつ地蔵尊です。
かつては、小坪坂の鎌倉側の入口のやぐらに安置されていたといいます。
|
鎌倉二十四ヶ所の碑
小坪路は、日本武尊が東夷征伐の折に利用した道ともいわれ、古くより鎌倉と三浦半島とを結ぶ要路でした(名越切通も同じように伝えられています。)。
そして、小坪側の入口には、石造子育地蔵が祀られています。
旅の安全を祈願するために両方の入口に地蔵尊が置かれたのでしょう。小坪路は多くの旅人に利用されていたのでしょうね。
地蔵堂横の須賀社