途中には、作家葛西善蔵にゆかりのある茶屋「招寿軒」の建物や、江戸時代の土木事業家河村瑞賢の墓があります。
招寿軒と達磨大師像
長い石段を登ると半僧坊大権現です。 |
建長寺の裏山は「勝上献」(しょうじょうけん)と呼ばれ、標高は145メートルです。
(※「献」の字は上には、「山」の字が入ります。)
半僧坊大権現は、勝上献の中腹にあります。
半僧坊大権現は天狗の姿をしています。石段を登っていくとやがて天狗の像が迎えてくれます。
戦時中には鉄製の天狗像が供出されてしまいますが、現在は復興されています。
半僧坊大権現
1890年(明治23年)、霄貫道(あおぞらかんどう)和尚が、
静岡の奥山方広寺から勧請しました。
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左手の見晴台からは富士山を臨むことができます。 |
地蔵堂 |
半僧坊大権現の近くにある洞窟は、「開山修行窟」と呼ばれるそうです(どこにあるかわかりませんが・・・)。
建長寺開山の大覚禅師が洞窟でいつものように坐禅をしていると、時宗開祖の一遍上人が訪ねてきました。
一遍上人は、
「躍りはねて 伏してだにもかなわぬを いねむりしては いかがあるべき」
と問いかけます。
すると大覚禅師は、
「躍りはね庭に穂ひろう小雀は 鷲のすみかをいかが知るべき」
とやりかえしたといいます。
半僧坊大権現
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/kentyoji-hansobo.htm
建長寺
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/page138kentyoji.htm
鎌倉手帳
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/kamakura.html