別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2024年2月23日金曜日

藤原忯子の妹と藤原伊周と花山法皇~長徳の変~


花山天皇に寵愛された藤原忯子は、藤原為光の次女。

長女は、藤原義懐の正室。

三女は、寝殿の上藤原伊周の妾。

四女は、花山法皇が愛人とした藤原儼子


この三女と四女をめぐって996年(長徳2年)1月16日に起こったのが藤原伊周花山法皇を襲撃した長徳の変

伊周花山法皇は同じ頃に為光の娘のところに通っていましたが、伊周は花山法皇が寝殿の上のところに通っていると勘違いしてしまったのだとか。


寝殿の上は伊周の妾となる前は源雅信の妻だったらしい。

儼子は、花山法皇の崩御後、藤原妍子の女官となり、のちに藤原道長の妾となっています。



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2024年2月22日木曜日

紫式部の歌~雪深い越前から都へ帰りたい~


(越前市 蔵の辻)


「ふるさとに 帰る山路の それならば 心やゆくと ゆきも見てまし」

父・藤原為時とともに越前武生で暮らした紫式部が「早く都へ戻りたい」という思いから詠んだ歌。

雪掻きをして山のようになった雪に登った人が、「外に出てこの山をご覧なさいませ」

と言うが・・・

それが都へ帰る途中の鹿蒜山(かえるやま・木ノ芽峠)なら喜んで見てみようと思うけれど・・・




(南越前町)

鹿蒜神社は、996年(長徳2年)、木ノ芽峠を越えて武生へ向かったといわれる紫式部が参拝したという社。

歌の中の「帰る山路」は「鹿蒜山」(帰山)のことで、「鹿蒜」と「帰る」を懸けたものらしい。




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紫式部の歌~越前武生で見た初雪~




「ここにかく 日野の杉むら 埋む雪 小塩の松に けふやまがへる」

父・藤原為時に同行して越前武生に下向した紫式部が初めて迎えた冬・・・

初雪が降った日に越前富士とも呼ばれる日野山に積もった雪を眺めながら、都にある小塩山の松を思い出して詠んだ歌。

日野山の杉は雪が降って埋もれんばかり。

都の小塩山の松にも降り積もっているのだろうか?





紫式部公園から見える日野山。



園内の紫式部像は日野山を見つめている。



都の小塩山の麓には紫式部が氏神と崇めた大原野神社が鎮座。




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