太田道灌像
(伊勢原市役所)
太田道灌は、扇谷上杉家の家宰を務めた戦国武将。
ある日、鷹狩り出かけた太田道灌は、ひどい雨に降られ、蓑でも借りられないかと農家に立ち寄ったところ、一人の少女が出てきて道灌に「山吹の花」を差し出した。
道灌は意味がわからず、その話を家臣にしたところ、少女の意が山吹の花にちなんだ古歌「七重八重 花は咲けども 山吹の実(蓑)のひとつだに なきぞ悲しき」にあったことを教えられた。
「貧乏でお貸しできる蓑さえない」という意味で、「実」と「蓑」をひかっけた少女のとんちだった。
道灌は自分の教養のなさを恥じ、その後学問に励み、文武両道を備えた名君になったのだとか。
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毎年10月に開催される伊勢原観光道灌まつりのハイライトは、「太田道灌公鷹狩り行列」と「北条政子日向薬師参詣行列」。
2025年の太田道灌役は、お笑い芸人の尾形貴弘さん(パンサー)。
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