「道灌まつり」は伊勢原市の観光イベント。
伊勢原市で生涯を閉じた戦国武将・太田道灌にちなんで付けられた名称です。
祭のハイライトは「太田道灌公鷹狩り行列」と「北条政子日向薬師参詣行列」。
毎年、有名人が太田道灌と北条政子に扮して行われています。
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太田道灌像
(伊勢原市役所)
太田道灌は、「鷹狩りと山吹の伝説」で知られる戦国武将。
扇谷上杉家の家宰として仕え、江戸城や河越城を築き、上杉家の隆盛に貢献しますが・・・
1486年(文明18年)7月26日、その才能を恐れた主君上杉定正に糟屋館へ誘き出されて謀殺されました。
(伊勢原市・洞昌院)
(伊勢原市・大慈寺)
暗殺された道灌は、洞昌院で荼毘に付され、胴は洞昌院に、首は大慈寺に葬られたのだといいます。
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(伊勢原市)
日向薬師は、この国に2つとない効験のある薬師如来の霊場。
薬師如来は、人々を病苦から救ってくれる仏。
北条政子は、1210年(承元4年)6月8日と1211年(建暦元年)7月8日の二度、日向薬師に参詣しています。
この頃、次男で三代将軍の源実朝は、1208年(承元2年)に疱瘡を患って精神的に落ち込み、鶴岡八幡宮の参拝もできない状態だったといわれています。
二度目は実朝の妻・坊門姫も伴っていますので、実朝の病気平癒のための参詣だったのかもしれません。
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「広報いせはら」より。
「太田道灌公鷹狩り行列」、「北条政子日向薬師参詣行列」は・・・
10月5日(日)12:20
桜台交差点スタート
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