興福寺の北円堂の本尊・弥勒仏坐像は、2024年(令和6年)6月から奈良国立博物館文化財保存修理所内の工房で保存修理が行われています。
北円堂の弥勒仏坐像と無著・世親菩薩立像は、1212年(建暦2年)に仏師運慶らによって造立されたもので国宝。
弥勒仏坐像の修理は2025年(令和7年)までかかる予定で、終了後は無著・世親菩薩立像とともに東京国立博物館で開催される特別展「運慶 祈りの空間-興福寺北円堂」で展示されます。
特別展では、中金堂に置かれている四天王立像(国宝)も展示されることとなっています。
中金堂の四天王立像は、かつて北円堂に安置されていた運慶作の像ではないかと考えられているものです。
興福寺は、1180年(治承4年)の平重衡による南都焼討で灰燼に帰しました。
「運慶 祈りの空間ー興福寺北円堂」では、鎌倉復興期の北円堂が再現されます。
会期は2025年9月9日から11月30日まで。
2024年10月19日から
2024年10月26日から