別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2024年8月6日火曜日

杉本観音の伝説!杉本寺には花山天皇ゆかりの観音像も。~四万六千日~




鎌倉最古の寺といわれる杉本寺の本尊は、731年(天平3年)の行基作という十一面観音、851年(仁寿元年)の慈覚作という十一面観音、寛和年間(985~987年)に花山天皇の発願によって恵心が彫ったという十一面観音の三体。


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~火事に遭った杉本観音~

『吾妻鏡』によると・・・

1189年(文治5年)11月23日夜、大倉観音堂(杉本寺)が火事に遭います。

別当の浄台房は、観音像を運び出すため、火の中に入っていきました。

誰もが死んでしまうだろうと思っていましたが、観音像を運び出すことに成功したのだといいます。

法衣は焦げていましたが、身体はなんともなかったそうです。

観音さまは火にも焼かれないということでしょうか。

といったことが記録されています。


『杉本寺縁起』では・・・

火事に遭った観音さまは、杉の木の下に避難したのだと伝えています。

そして、人々は「杉本観音」と呼ぶようになったのだとか・・・。


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~下馬観音・覆面観音~

杉本寺の観音さまは、寺の前を馬に乗ったまま通ると落馬するので「下馬観音」とも呼ばれていたといいます。

そこで、蘭渓道隆が祈願し、袈裟で観音さまを覆ったところ、落馬がなくなったことから、「覆面観音」とも呼ばれていたそうです。

この伝説のもととなったのは行基作の観音像。

杉本寺で授与して頂ける御影は、行基作の観音像に袈裟がかけられています。




杉本寺は、731年(天平3年)、関東地方で布教していた行基が、自ら彫刻した観音像を安置したことに始まり、観音さまのお告げを受けたという光明皇后が、734年(天平6年)、本堂を建立したのだと伝えられています。

板東観音巡礼一番札所。




四万六千日は観音様の縁日(8月10日)。

杉本寺は午前0時開門。

午前6時より大護摩、午前10時より本尊の大法要が行われ、本尊が開扉されます。





杉本寺


8月10日は朝参り
四万六千日



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