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2024年2月17日土曜日

藤原公任と清少納言の連歌


「空寒み花にまがへて散る雪にすこし春ある心地こそすれ」

藤原公任清少納言の連歌。


風が吹き、空は黒く、少し雪が舞う2月末、清少納言のもとへ藤原公任から「すこし春ある心地こそすれ」(下の句)が贈られてきます。

(少し春めいた感じがする)

これに清少納言が付けた上の句が

「空寒み花にまがへて散る雪に」

(寒々とした空の中で花と間違うようにして散る雪に・・・)


公任の「すこし春ある」は、白楽天(白居易)の『白氏文集』

「三時雲冷ややかにして飛雪多く、二月山寒くして少しく春有り」

を踏まえてのもの。

清少納言も白楽天の「三時雲冷ややかにして飛雪多く」を踏まえ、雪を花に見立てています。

公任ほどの知識人がどう思うかと心配だったようですが、評判は上々だったらしい。





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