1232年(貞永元年)7月10日、北条泰時は、評定衆11名に対し、政治の行われ方に私心がないことの起請の文書を作成させています。
評定衆11名は以下の通り。
中原師員
三浦義村
二階堂行村
中条家長
三善康俊
二階堂行盛
後藤基綱
三善倫重
三善康連
佐藤業時
斎藤長定
そして・・・
この文書に北条泰時と北条時房が署名。
『箱根神社大系 下巻』によると、起請の内容は・・・
為政者としてこの世の道理を説いたもの。
親しい間柄か否かで裁決すべきではなく、仲間であっても権力を恐れずに無欲であるべき。
これに違犯したならば・・・
梵天帝釈
四大天王
日本全国六十余州の天地の神、とりわけ伊豆山権現・箱根権現
三島大明神
八幡大菩薩
天満大自在天神
それらの眷属
の神罰・冥罰を受けるべきであるというもの。
仏法を崇め、仏神に帰依すべきことは、御成敗式目の第1条にも記されています。
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