徳川将軍家の菩提寺・増上寺の開山は、酉誉聖聡(ゆうよしょうそう)。
聖聡は、千葉氏胤の子で、母は新田義貞の娘と伝えられています。
千葉の妙見寺(現在の千葉神社)で真言密教を学んだ後、浄土宗第七祖の聖冏(しょうげい)に帰依。
浄土宗第八祖となり、多くの門下を育成しました。
徳川家康が増上寺を菩提寺としたのは、聖聡が新田氏にゆかりがあることにあるのかもしれない・・・
参考までに、上野国(沼田市)の大光寺は、家康の先祖とされる新田義重(新田氏の祖)の追善のために建立した寺院。
また、家康の生母・於大の方の菩提寺・伝通院は、聖聡の師・聖冏が開いた寿経寺を始まりとしています。
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