源頼朝が信仰した日金地蔵

日金山東光寺

（熱海）

日金山東光寺は、伊豆山神社の元宮でした。

伊豆国の蛭ヶ小島に流されていた源頼朝は、日金山東光寺の地蔵菩薩を信仰し、源氏再興を祈願していたのだといいます。

のちに挙兵して鎌倉に入った頼朝は、松源寺を建て、日金山の地蔵尊の模像を安置したのだと伝えられています。

日金地蔵

（横須賀東漸寺）

横須賀市の東漸寺の地蔵菩薩像は日金地蔵と呼ばれ、鎌倉二十四地蔵の一つに数えられています。

鎌倉の松源寺にあったものと伝えられ、明治の神仏分離によって各地を転々とした後、東漸寺に安置されたのだといいます。

胎内墨書から、１４６２年（寛正３年）に鎌倉仏師の宗円によって造立されたものと判明しています。

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