別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2021年2月4日木曜日

栄西が源実朝に『喫茶養生記』を献じた日




『吾妻鏡』によると、

1214年(建保2年)2月4日、源実朝の体調がすぐれないので、皆が奔走したそうですが・・・

なんと、二日酔いだったのだとか・・・

祈祷に来ていた栄西は、壽福寺からお茶を持ってこさせて「良薬です」と言ってすすめました。

そして、一巻の書物「茶の徳を誉めるの書」を献じると、実朝はたいそう喜んだのだといいます。

この本が『喫茶養生記』だと言われています。




壽福寺は、北条政子に招かれた栄西が開いた寺。

『喫茶養生記』は、壽福寺で坐禅の合間に書き上げたのだといいます。


喫茶養生記


『喫茶養生記』は、茶の効用が書かれた我が国最古の茶書。

栄西は『喫茶養生記』を書きあげた翌1215年(建保3年)7月5日、京都の建仁寺で亡くなっています(享年75歳)。


鎌倉のお寺で抹茶


よりともジャパン.com