静は京の白拍子。
源義経が愛した女性です。
源頼朝と不仲となった義経が都を落ちるときに行動を共にしますが・・・
義経と静は吉野で別れます。
義経と別れた後、捕らえられてしまった静は、母の磯禅師とともに鎌倉に送られてきます。
そして、頼朝の命で鶴岡八幡宮で舞いました。
吉野山 峰の白雪 ふみわけて
入りにし人の 跡ぞ恋しき
吉野山 峰の白雪 ふみわけて
入りにし人の 跡ぞ恋しき
義経を慕う今様を歌いながら舞った静。
その舞に参列した者のほとんどが心を動かされたようです。
頼朝は激怒したそうですが・・・
毎年4月の鎌倉まつりでは「静の舞」が奉納されますが、残念ながら、今年は中止となっています。
鎌倉に行けることを祈りつつ