円覚寺の洪鐘祭は、61年目ごと(60年に一度)に行われる弁財天の祭礼。
江戸時代最後の祭礼は1840年(天保11年)。
その次は1901年(明治34年)。
前回が1965年(昭和40年)。
60年に一度になっていませんが、明治期の祭礼は農作物不作のため1年延期され、昭和期の祭礼は5年延期されたのだそうです(理由は不明)。
そして、次回の祭礼は2020年(令和2年)。
10月17日(土)・18日(日)の開催が決定されています。
祭礼行列(パレード)は10月18日(日)。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期となりました。
円覚寺の国宝「洪鐘」は、九代執権北条貞時が七日七夜江の島弁財天に参籠して鋳造が成功したというもの。
洪鐘鋳造の成功に感謝した貞時は、円覚寺に弁天堂を建立し、弘法大師が刻んだと伝えられる弁財天を円覚寺の鎮守として祀ったのだと伝えられています。
そのため、江の島の弁財天と円覚寺の弁財天は夫婦弁天と呼ばれ、61年目ごと(60年に一度)に行われる「洪鐘祭」(おおがねまつり)で出会うことになっています。
かつては、祭礼の行列が江の島から三日かけて円覚寺までやってきたそうです
面掛行列
これまでの洪鐘祭の祭礼行列には、かつて八雲神社の例大祭で行われていた面掛行列も参加していたようです。
弁財天神輿
※画像は『円覚寺弁才天洪鐘祭附祭絵巻研究成果報告書』より。
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